「ブログの記事が増えてきたけど、アクセスが全然集まらないからリライトに挑戦したい」とお考えではないでしょうか?
リライトは、ブログへのアクセス数やクリック数を増やすために、欠かせない作業です。
しかし、間違った方法でリライトをしてしまうと、逆に読みづらい記事になったり、アクセス数が減ってしまったりすることも……。
そこでこの記事では、ブログ記事をリライトする目的、具体的な方法、注意点などについて、ブログ初心者の方にも分かりやすく解説します!

この記事はこのような人におすすめ!
- 正しいリライトのやり方を知りたい!
- 記事の順位やアクセスを上げたい!
- さらによい記事を書けるようになりたい!
この記事の内容を実践すれば、すでに公開した記事が今よりたくさん読まれるようになり、結果的に収益アップにもつながるでしょう!
ある程度記事数が溜まってきた人は、ぜひ本記事の内容を参考に、ブログ記事のリライトにチャレンジしてみてください。
それでは、どうぞ!
目次
リライトとは

リライトとは、読みやすさや提供価値を高めるために、すでに書き終えている記事を改善する作業です。
ブログにおいて、最初から完璧な記事を書くことは不可能に近いです。「よい記事が書けたと思ったのに、いざアップしてみたら全然読まれなかった」ということは、よくあるでしょう。
記事を公開してしばらく経つと、以下のようなデータが溜まってきます。
- どんなキーワードからアクセスされているか
- それぞれの記事が何回読まれているか
- タイトルはどのくらいクリックされているか
それらのデータを元に記事を再編集することで、読者にとってさらに便利で役立つコンテンツに近づきます!
記事数が充実してきてからリライトを行う
リライトは、ブログに20記事~30記事ほど溜まってから行うのがおすすめです。
なぜなら、一定量の記事数がないと、リライトに使うデータが集まらないからです。
記事数が少ないとGoogleからの評価が低く、アクセスも集まりません。少ないデータを元に仮説を立てても、期待するリライト効果を得ることは難しいです。

まだ記事数が少ないうちは、リライトよりも新規記事の執筆に集中するようにしましょう!
ブログ記事をリライトする4つの目的

「ブログにおいてリライトは重要」とよく言われますが、具体的に何のためにリライトをする必要があるのか、知らない人も多いでしょう。
ブログ記事をリライトする目的は、大きく4つに分けられます。
目的が違えば、リライトのやり方も変わってきます!
順番に詳しく解説していきます。
1. 読者にとってよりよい内容に改善するため
ブログ記事をリライトする最大の目的は、記事の内容を読者にとってより役立つものに改善することです。
「読者の悩みを解決できる記事にするぞ!」と意気込んで、ブログ記事を書いている人は多いと思います。
しかし、記事を実際に公開してみると、「想像より全然読まれていないな」「記事がクリックされていないな」という結果になることは珍しくありません。
このように、自分が考える「完璧」と、ユーザーにとっての「完璧」には、ズレがあることがほとんどです。
そのため、記事を公開して得たデータを元に、「ここが足りてないんじゃないか?」と仮説を立てて、「ユーザにより役立つ内容」を目指して記事を修正する必要があるのです。

あとから何度でも書き直せるのは、ブログの大きなメリットですね!
2. 表示順位・アクセス数を改善するため
二つ目の目的は「表示順位・アクセス数の改善」です。
多くのブログにとって、主なアクセス源は「検索からの流入」。そのためには「SEO対策」に取り組み、記事をできるだけ検索結果の上位に表示させる必要があります。
Googleなどの検索エンジンで、記事を検索結果の上位に表示させるために行う一連の取り組み。
しかし、投稿した記事が最初から検索結果の上位に表示されることは、あまりありません。
そこでリライトを行い、競合よりも記事の質を高め、検索順位のアップを目指していきます。

収益化を目標にしている人は多いと思いますが、収益は十分なアクセスがあって初めて生まれるものです! まずはアクセスを増やすことを意識しましょう。
3. 申し込み数を増やすため
三つ目の目的は、「広告から商品を申し込んでもらう数=CV(コンバージョン)を増やすこと」です。
十分なアクセスが集まっているのに収益が発生しない場合は、途中で離脱されていたり、商品に魅力を感じてもらえなかったりする可能性が考えられます。この場合は新しい記事の制作よりも、リライトに目を向けるのがよいでしょう。
今ある記事を改善することで、大幅な収益アップにつながる可能性があります。
CV(コンバージョン)
マーケティングにおいて目標とする成果。ブログの場合は「広告からの商品購入」をCVとすることがほとんど。
CVR(コンバージョンレート)
アクセス数に対する、CVに至った割合。100アクセス中3名が商品を購入したら、CVRは3%となる。
CVの改善はプロのマーケターでも難しい作業なので、まずはアクセス数や順位の改善から優先的に行っていくのがおすすめですよ!
4. 情報を最新の状態に保つため
四つ目の目的は「情報を最新の状態に保つため」です。
間違った情報により読者を困らせてしまったら、ブログへの信頼を大きく損ねることになってしまいます。
読者への価値提供を目的にしているなら、発信する情報に責任を持ってブログを運営しましょう!
とくに以下のような情報はアップデートされることがあるため、定期的にチェックをする必要があります。
- ツールやサービスの仕様
- 店舗情報(営業時間の変更や閉業など)
- 商品の販売状況(販売終了になっていないか)
更新が必要な情報は、記事を執筆する段階でメモに残しておくと、あとからチェックしやすいです!
リライトには「Googleサーチコンソール」を使おう

前述のように、リライトをするときには記事の現状を知るための「データ」が必要です。
そのデータを集めるのに最適なツールが、「Googleサーチコンソール」です!
アクセス解析と聞くと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、サーチコンソールの機能はシンプルなので心配はいりません!
以下で、まだサーチコンソールを登録していない人のために、登録の手順を画像とともに解説していきます。
※すでに登録済みの人は、「リライトを行う5ステップ」までスキップしてください!
1. Googleアカウントにログイン
まずはGoogleのアカウントにログインしましょう。
まだGoogleアカウントを持っていない人は、アカウントを作成してください。
2. 認証用のコードを取得
「サーチコンソール」にアクセスして、今すぐ開始をクリックしましょう。

以下のような画面に切り替わったらOKです。

右側の「URLプレフィックス」にサイトのURLを入力して、続行をクリックしてください。

以下の画面になります。

少しスクロールしてHTMLタグをクリックすると、「メタタグ」が表示されます。
こちらをメモしておいてください。
のちほど、このページで再度作業するので、開いたまま次に移りましょう。


3. WordPress側での設定
続いては、WordPress側で設定を行います。
今回は「All in One SEO」というプラグインを用いて、サーチコンソールとWordPressブログを連携する方法を紹介します。
WordPressの管理画面にログインしたのち、左側メニューにある「プラグイン」にマウスカーソルをあてて、「新規追加」をクリックしてください。

プラグインの「新規追加」画面が表示されたら、右側にある検索窓に「All in One SEO」と入力してください。

「All in One SEO」が表示されるので、今すぐインストールをクリックしましょう。

インストールが完了したら、有効化をクリックしてください。

以下のようなページにアクセスしますが、「ダッシュボードに戻る」をクリックしてWordPressの管理画面に戻りましょう。

管理画面に戻ったら、左側のメニューより「一般設定」を選択してください。

続いて、上部にある「ウェブマスターツール」のタブをクリックしましょう。

「Google検査コンソール」をクリックしてください。

入力フィールドが現れるので、こちらに先ほどコピーしたメタタグをペーストしましょう。
メタタグのうち、入力するのは「content=”●●”」の●●の部分だけです。
冒頭や末尾の文字は削除しましょう!

入力後、下部にある変更を保存をクリックすればOKです。

4. 所有権の確認
再度、サーチコンソール側での作業です。
開いたままにしておいたサーチコンソールの画面に戻り、確認をクリックしてください。

エラーが表示される場合は、「WordPressにペーストしたメタタグの記述が誤っていないか」「設定が保存されているか」を、改めてチェックしましょう!
「所有権を自動確認しました」と表示されたら、WordPressブログとサーチコンソールの連携は完了です!

5. サイトマップの登録
続いては「XMLサイトマップ」の設定を行います。
XMLサイトマップとは、サイト内にあるコンテンツ(記事・動画など)を、検索エンジンに素早くかつ正確に伝えるファイルです。
サーチコンソールにXMLサイトマップを登録すると、インデックスのスピードアップを図れます。
記事がGoogleのデータベースに登録され、検索エンジンに公開されること。インデックスされないと検索結果に記事が表示されない。
XMLサイトマップの作成には、先ほどインストールした「All in One SEO」を使用します。
まずはWordPressの管理画面にて、左側のメニューより「All in One SEO」にカーソルをあて、「サイトマップ」をクリックしましょう。

「一般的なサイトマップ」のタブにて、「サイトマップ有効化」がオンになっているのを確認してください。

少しスクロールすると「投稿タイプ」の項目があるので、「全投稿タイプを含める」のチェックを外します。


チェックを外したら、一番下までスクロールして、変更を保存で設定を保存しましょう。

作成したサイトマップは、同じ画面のサイトマップを開くをクリックすると確認できます。
以上でサイトマップの作成は完了です!

作成したXMLサイトマップを、サーチコンソールへ登録しましょう。
まずは「サーチコンソール」を開き、左側のメニューより「サイトマップ」をクリックしてください。

「新しいサイトマップの追加」に「sitemap.xml」と入力して、送信を押しましょう。

「サイトマップを送信しました」と表示されたら、OKをクリックしてください。

「送信されたサイトマップ」に項目が追加され、「成功しました」と表示されれば設定完了です!

リライトを行う5ステップ

リライトは5つのステップで進めていきます。
順番に解説していきます!
STEP.1 リライト記事を選定する

最初のステップはリライトする記事の選定です。
詳しくはのちほど解説しますが、公開済みの記事を片っ端からリライトしていくのはNGです。
たとえば、検索需要のまったくない記事を何度リライトしても、労力に見合った成果は得られないでしょう。リライトの効果が見込めそうな記事を選ぶことが大切です。
リライトを行う記事の選定基準は、以下の4つです!
データの見方もあわせて紹介していきますね!
表示順位が4~50位の記事
検索順位が4~50位の記事は、「Googleから一定の評価は受けている惜しい記事」です。
質の高い記事ではあるものの、上位の記事と比べるとまだ足りない部分があります。
逆に50位以下の記事はほとんど評価されていないため、リライトではなく新しい記事を書き直したほうが効果的かもしれません。
キーワードごとの表示順位は、サーチコンソールで以下のように確認します。
サーチコンソールのトップページから、「検索結果」をクリックします。

「平均掲載順位」をクリックして、下にスクロールしてください。「クエリ」の欄に流入キーワードが並んでいますね。


このなかから、掲載順位を改善したいキーワード(クエリ)をクリックします。
「ページ」タブをクリックすると、指定したキーワードからアクセスされている記事を特定できます。

具体的な掲載順位改善の方法は、「1.表示順位改善のためのリライト」をご覧ください!
順位は高いがクリック率は低い記事
「検索順位はいいもののあまりクリックされていない記事」も、リライトの対象です。
クリック数
検索画面から記事がクリックされた回数。
クリック率(CTR)
検索画面に表示された回数に対する、クリックされた回数の割合。
以下は各検索順位に対する、平均クリック率をまとめたものです。
順位 | CTR(デスクトップ) | CTR(モバイル) |
---|---|---|
1位 | 31.96% | 27.27% |
2位 | 14.48% | 13.61% |
3位 | 8.44% | 8.47% |
4位 | 5.72% | 5.58% |
5位 | 4.11% | 3.99% |
6位 | 3.05% | 2.95% |
7位 | 2.36% | 2.26% |
8位 | 1.9% | 1.77% |
9位 | 1.59% | 1.43% |
10位 | 1.36% | 1.24% |
参考:Google Organic SERP CTR Curve:Advanced WEB RANKING(International、2024年3月データ)
掲載順位に対して、CTRが平均を下回っている場合は、リライトで数値改善を図りましょう。
CTRは、先ほどの検索結果画面から「平均掲載順位」をクリックすることで、キーワードごとに表示されます。
クリック率改善の具体的な方法は、「2.検索結果からのクリック率改善のためのリライト」をご覧ください!
アクセスは多いが収益が発生しない記事
「掲載順位もクリック数も十分なのに、収益の発生につながっていない記事」もリライトの対象です。
アクセスが十分に集まっていれば、収益発生まではあと一歩。記事のどこかに問題があり、ユーザーを取り逃してしまっている可能性があります。
収益(CV)改善のリライトでは、記事単位だけでなくブログ全体を分析することが必要なので、他の目的に比べて難易度が高めです。
後ほど収益アップにつながるリライトの基本についてお話しますが、どうしてもCV数が増えない場合は、他の記事の順位やアクセス数アップを優先するとよいでしょう。
情報が古い記事
数値データに関わらず、古い情報があったら早めに更新するようにしましょう。
読者が不利益を被る可能性があるため、記事の情報が最新になっているかは定期的に確認してください。
STEP.2 リライトの目的と目標を決める

リライトする記事を決めたら、次はリライトの目的と目標を明確にしましょう。
手直しを加える点は、リライトをする目的によって異なります。また、目標を決めることで、期待する効果が出たかを客観的にチェックできます。
- 目的:CTRの改善
- 目標:リライト後1か月でCTR3%→6%に向上
「一度目のリライトはCTR7%、二回目のリライトは9%を目指そう」のように、目標を小刻みにするのもおすすめです。
STEP.3 目的に沿ってリライトを行う

目的に合わせて適切なリライトを行います。
目的に合わないリライトを行ってしまうと、逆に検索順位やアクセス数が下がってしまうことも……。
必ず記事の改善点をクリアにしてから、リライトに取り組みましょう。
リライトのやり方は、目的によって以下の3種類に分かれます(古い情報の更新を除く)。
- 表示順位改善のためのリライト
- 検索結果からのクリック率改善のためのリライト
- CV改善のためのリライト
それぞれの方法については、記事後半「【目的別】ブログ記事をリライトする具体的なやり方3種類」にて詳しく解説していきます!
STEP.4 記事ごとにインデックスリクエストを送信する

記事のリライトが終わったあとは、タイトルやメタディスクリプションが検索結果に早く反映されるよう、「インデックスリクエスト」をするのがおすすめです。
手順は以下のとおりです!
- サーチコンソールの「URL検査」をクリック
- リライトを行った記事のURLを入力して、Enterを押す
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
STEP.5 リライトの効果を測定する

リライトを行って一定期間(1か月〜)が経ったら、期待する数値に改善されているかチェックしましょう。
数値が改善されていなかったら、データをもとに仮説を立てて、再度リライトを行います。

リライトのやりっぱなしはNGですよ! 必ず数字の変化をチェックするようにしてください。
【目的別】ブログ記事をリライトする具体的なやり方3種類

それではここから、記事をリライトする具体的な方法について、3つの目的別に説明していきます!
今回紹介する方法は基本的な内容に絞っているので、それぞれしっかりと理解するようにしましょう!
1. 表示順位改善のためのリライト
一つ目に紹介するのは「表示順位改善」を目的にしたリライトです。
掲載順位を上げるためのリライトは、最も高い頻度で実施することになるでしょう。
4位~50位に位置している「惜しい記事」をさらに上位にするために、記事を再編集していきます。
具体的には、以下3つの作業を行っていきます。
- 検索ニーズに合う情報を追加する
- オリジナリティを高める
- ユーザーが読みやすい文章に整える
一つずつ順番に解説します!
検索ニーズに合う情報を追加する
記事の順位を決める指標の一つに、「ユーザーのニーズを満たした記事になっているか」があります。
ニーズとは、知りたいことや解決したい悩みです。ユーザーの疑問を解決できる良質な記事は、Googleから高評価を受け、検索順位も上がる傾向にあります。
つまり、上位に上がっていない記事は、ユーザーニーズを満たしきれていない可能性が高いのです。
具体的にどんな内容を追加すればいいのかは、すでに上位表示されている記事を分析して考えてみましょう。
「上位に表示されている記事」=「Googleからニーズを満たしていると評価されている記事」だと考えられるからです。
具体的には、以下のようなポイントをチェックしていきます。
- 多くの記事が扱っているトピックはないか? そのトピックは自分の記事に含まれているか?
- どのような切り口で解説しているか?
- 上位記事の独自性(その記事にしかない要素)は何か?

「上位記事との差分を埋める」イメージで、分析してみましょう!
オリジナリティを高める
オリジナリティを高めることも、検索順位アップにつながります!
Googleは、SEOにおけるオリジナリティについて、以下のような発言をしています。
オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
引用:日本語検索の品質向上にむけて | Google 検索セントラル ブログ | Google Developers
どこでも読めるような当たり障りのない記事では、いくら内容が正しくても、読者に新たな価値を提供できません。
さきほど「上位記事を参考にリライトする」とお話しましたが、内容を参考にしつつも独自性を追加し、「あなたにしか書けない記事」に仕上げていくことが大切です。
オリジナリティを高めるには、「あなたが実際に体験したこと」に基づいて記事を書くのが効果的。
あなた自身が体験したことやそこで感じたことは、他の誰もマネできない独自性をもっています。これを生かさない手はありません。
たとえば、同じ商品をおすすめするにしても、以下二つの記事があったらBの方が独自性があり、記事を読む価値も高いと感じるのではないでしょうか。
記事A
Amazonから商品のスクショを取ってきて掲載。機能・スペックを、公式サイトや他のレビュー記事からまとめて紹介する。
記事B
自分で撮影した商品の写真を使ってレビュー。スペックの紹介に加え、実際に使って感じたことを説明している。
記事を見直して、実体験をもとに説明できそうな箇所があれば書き換えましょう!
ユーザーが読みやすい文章に整える
ユーザーが読みやすいと感じる記事になっているかもポイントです。
Googleはユーザーファーストを掲げているので、利便性の低いブログは評価を下げます。
たとえば、画像や装飾がなく、文章だけが延々と続く記事は読むのが面倒ですよね。
- 装飾(色付け、吹き出し、箇条書きなど)を増やす
- 見出しを整える
- 画像を増やす
以上3つを意識するだけでも、記事の読みやすさは大幅に改善されるはずです。
2. 検索結果からのクリック率改善のためのリライト
「順位は高いけどクリック率が低い記事」は、クリック率改善のためのリライトを施します。
検索画面に表示されているのは、「タイトル」と「メタディスクリプション」の二つ。
これらを調整して、ユーザーの興味を惹きつけましょう!
順番に解説します。
タイトルの最適化
一つ目は記事のタイトルです。
みなさんも何かを検索するとき、タイトルを見てどの記事を読むか決めていませんか?
タイトルで「これは自分の求めている記事じゃないな」と判断されたら、検索画面の一位に表示されていたとしてもクリックはされないでしょう。
具体的には以下の点を意識して、タイトルを改善してみましょう!
- 検索キーワードを含める
- ユーザーのニーズに合わせる
- 記事の内容と関係のあるタイトルにする
- 32文字~40文字程度に収める
- 記事を読むことで得られる効果(ベネフィット)を含める
記事内容と同じく、タイトルにおいても「ニーズに合わせる」ことは重要です。
競合がどのようなタイトルをつけているかも分析してみましょう!
メタディスクリプションの最適化
二つ目は「メタディスクリプション」の最適化です。
メタディスクリプションとは、検索画面のタイトルの下に表示されるもので、記事の内容を100文字前後で要約した文章です。

メタディスクリプションでユーザーの興味を惹ければ、クリック率を高められる可能性があります。
具体的には、以下の点を意識して文章を考えてみましょう。
- 関連キーワード・サジェストキーワードを含める
- 70文字~100文字で書く
- ベネフィットを含める
- 記事で解決できる悩みを伝える
※関連キーワード … 検索画面の最下部に表示されるキーワード。ユーザーのニーズが反映されていることが多い。
※サジェストキーワード … 検索時に表示される候補キーワード。ユーザーのニーズが反映されていることが多い。
3. CV改善のためのリライト
三つ目のリライトは「収益アップのためのリライト」です。すでにアクセスが集まっている記事をCVにつなげるよう、内容を調整していきます。
収益アップのリライトは、専門ツールを使ったさまざまな方法がありますが、今回は最も基本的なやり方を紹介します!
収益アップのためのリライトは、狙うキーワードの種類によってやり方が違います。
キーワードは、以下の2種類に分けることができます。
- 収益キーワード
- 集客キーワード
順番に詳しく解説します!
収益キーワードの記事は「セールスライティング」を意識
収益キーワードとは、「商品の購買意欲が高い人が検索するキーワード」のことです。
- 「プロテイン おすすめ」
- 「渋谷 トレーニングジム 比較」
- 「パーソナルトレーニング 評判」
商品を買ってもらうのが目的の記事にもかかわらず、アクセスに対してCVがともなっていない場合は、セールスライティングを意識してみましょう。
セールスライティングは、商品を買ってもらうためのライティングテクニックです。
たとえば、以下のような部分が表現できているかチェックしてみてください。
- メリットとベネフィットの違いを明確にする
- 競合の商品・サービスとの違いを提示する
- 読者に刺さる商品・サービスの特徴を説明する
- 売りたい商品・サービスのデメリットも伝える
- 商品を今買うべき理由を伝える
強気に商品をおすすめするだけでは、読者から反感を買ってしまいます。
「どう書けば読者は商品を買いたくなるだろう?」と考えながら、文章を組み立ててみてください!
また、CVR(成約率)は商品によって幅があるので、アクセスと収益が伸びてから自分なりの目標値を決めるとよいでしょう。
集客キーワードの記事は「内部リンク」へ誘導
集客キーワードは、「ブログに読者を呼び込むためのキーワード」のこと。ユーザーを集めるのが目的なので、集客記事ではCV発生を狙いません。
たとえば筋トレブログで、「腕立て伏せ フォーム」というキーワードを狙うとします。
このキーワードの検索ニーズは、「正しい腕立て伏せのやり方を知りたい」なので、この記事でプロテインや筋トレ器具をおすすめしても、購入してもらえる可能性は低いです。
このような場合は、「収益が発生しやすい記事」へ内部リンクを貼ってみましょう。
内部リンクとは以下のようなもので、記事内からブログの他の記事へリンクを飛ばします。
「腕立て伏せ フォーム」からは収益が発生しづらいですが、記事内で「プロテイン おすすめ」の記事へ内部リンクを貼れば、リンク先の記事で商品を購入してもらえるかもしれません。
このように、収益が発生しそうなキーワードの記事へ積極的に内部リンクを貼れば、収益発生のチャンスを増やせます! ぜひ試してみてください。
ブログ記事をリライトするときの注意点3つ

ブログ記事をリライトするときには、以下の3点に注意してください!
順番に解説していきます!
1. 一回のリライトで効果が出なくてもあきらめない
一回のリライトで期待する成果が出なくても、落ち込む必要はありません。
データをもとに上手くいかなかった理由を考え、再度リライトに挑戦しましょう!
データからリライト方針を決めるとはいえ、あくまで仮説にすぎません。むしろ期待した数値にならないことの方が多いです。
重要度の高い記事は、粘り強く何度もリライトを重ねましょう!
2. 競合の内容をコピペしない
上位記事の分析は大切ですが、内容をパクったりコピペしたりするのは絶対NGです!
コピーコンテンツはGoogleからペナルティを受ける可能性があり、最悪の場合はブログごと削除されてしまう恐れも……。
Googleは、コピーコンテンツを以下のように定義しています。
引用:無断複製コンテンツやスクレイピング | Google検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
- 他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく転載しているサイト
- 他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト
- なんらかの独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト
- ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだだけのサイト
ユーザーにとって付加価値がないのはもちろんですが、そもそもコピーコンテンツは著作権法に違反する行為です。
上位記事は、あくまで方針検討の参考にする程度にとどめておきましょう!
3. 記事の目的や記事全体のバランスを意識する
記事自体の目的や、記事全体のバランスを意識してリライトを行いましょう。
順位改善を目指してリライトを行った結果、記事で伝えたいことがよく分からなくなったり、一貫性のない内容になってしまったりすることがあります。
とくに以下のミスは初心者に多く見られるので、注意してください!
- クリック率を上げるために、記事の内容から逸脱した誇大なタイトルにしてしまう
- 検索意図からズレたトピックを追加して、記事の利便性を損ねてしまう
- ブログ全体のコンセプトからズレた主張をしてしまう
常に記事全体のバランスを意識しながら、リライトを進めるようにしてください。
リライトについてよくある質問2つ

最後に、リライトについてよくある質問をまとめました。
順番に解説します!
1. リライトの適切な頻度は?
一か月に一回記事データをチェックして、リライトすべきかを判断するのがおすすめです。
なぜなら、一か月あれば徐々に検索順位が安定し、リライトに必要なデータも蓄積されるからです。
あくまで目安なので、一か月経ってもデータが少ない場合はもう少し待ってみるなど、柔軟に対応するようにしてください。
2. すべての記事をリライトしなきゃいけないの?
すべての記事をリライトする必要はありません。
「リライトで数値改善したときのインパクトが大きい記事」に絞って、リライトをしていくとよいでしょう。
たとえば、現在10位に表示されている記事なら、手を加えることで順位が上がる可能性があります。
一方80位に表示されている記事は、現状まったく評価されていないので、リライトをする重要度は低いです。
効果の出そうな記事を見極めて、優先的にリライトを行っていきましょう。
まとめ

今回はブログ記事をリライトする方法について説明してきました。
以下、本記事のまとめです。
- リライトは記事を読者により役立つ内容に整え、アクセス数やクリック率を改善するために行う
- 「Googleサーチコンソール」を使ってリライトを行う
- リライトは目的によってやり方が異なる
- 競合の内容をマネしたり、記事がちぐはぐになったりしないよう気を付けてリライトする
リライトは、新しい記事を書くのと同じくらい重要な作業です。
ぜひ本記事を参考に、リライトに取り組んでみてください! 難しく感じる人が多いと思いますが、記事は何度でも書き直せるので、肩の力を抜いて取り組んでくださいね。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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