初心者の方が記事を書くときに気にしがちなのが記事の文字数。
一つの記事をどれくらいの文字数で書けばいいのか、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ブログの文字数や上位表示と文字数の関係について解説します!

この記事は以下のような人におすすめ!
- 1記事の最適な文字数が知りたい人
- 「記事の文字数が増えない」と悩んでいる人
- 上位表示できる記事のコツが知りたい人
この記事を読めば、記事の文字数を増やすために悩むことはなくなるでしょう。
文字数に困らずに記事を書くコツや、初心者の方が記事作成でやりがちな失敗も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
ブログ記事の文字数に正解はない

結論から申し上げると、ブログ記事に「〇文字以上必要」という正解はありません。
検索順位に文字数の多さが影響することもないのです。
まずはブログの文字数の基本として、以下の2点について解説します。
あとで解説する「上位表示しやすい記事の書き方」にも関係するため、まずは上記について理解しておきましょう。
記事のテーマによって必要な文字数は異なる
必要な情報はテーマによって異なり、テーマが変われば適切な情報量や文字数も変化します。
記事を書くときは、その記事のテーマ(メインキーワード)を決め、メインキーワードにあわせてターゲットやユーザーニーズを検討します。
そして、ターゲットやユーザ―ニーズを満たすために必要な情報を盛り込むことが重要です。
キーワードによっては、文字数が少なくても、ユーザーのニーズを満たせる場合もあります。
たとえば、ユーザーが英単語の意味を知りたくて検索したケース。
そのユーザーの求める情報は、単語の意味、発音、例文、似た言葉などでしょう。
この場合、比較的少ない文字数で、ユーザーのニーズを満たせると考えられます。
以上のように、必要な文字数は記事によって異なるため、適切な文字数はないと言えるのです。
文字数は記事の質に影響しない
Googleの検索結果で上位表示するためには、記事の「質」が重要です。
Googleは、独自の基準で記事の品質を評価し、検索順位のランク付けをします。
しかし、その基準に文字数は含まれていません。
Googleに在籍し、SEOに関する情報を発信するジョン・ミューラー氏は「文字数は品質を示すものではない。」と発言しています。
SEO(エスイーオー)とは「Search Engine Optimization」の略で、直訳すると「検索エンジン最適化」となります。
検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすために、Googleの検索結果の上位にWebサイトを表示させることです。
SEOについては以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

このように、文字数がSEOには影響しないことが、Googleのスタッフからも明言されているのです。
上位表示されている記事の文字数が多い3つの理由

「文字数はSEOに関係ない」とは言え、上位表示される記事は文字数が多い傾向にあります。
その理由には、以下の3つが考えられるでしょう。
上位表示される記事は、Googleが求める記事の品質を満たした結果として、文字数が多くなっていると言えます。
また、それぞれの理由を紐解けば、上位表示する記事を書くポイントが見えてきますよ!
それでは、各理由について解説します。
1. 読者の細かいニーズにも応えられているから
SEOで重要なのは、ユーザーのニーズに応えることです。
ユーザーのニーズには、「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」の2種類があります。
ユーザーが自覚している表面的な悩み、疑問、欲求などを「顕在ニーズ」と言います。
それに対して、ユーザーが自分自身で気づいていないのが「潜在ニーズ」です。

記事のテーマ (検索キーワード) | ダイエット レシピ | 副業 ブログ 始め方 |
顕在ニーズ例 | ダイエットにおすすめの レシピが知りたい | 副業ブログの 始め方を知りたい |
潜在ニーズ例 | ・動画で作り方を見たい ・たくさん食べたいけど 太りたくない ・献立を考えてほしい ・甘いものも食べたい | ・すぐに副業を始めたい ・お金をあまりかけたくない ・在宅でお金を稼ぎたい ・空き時間を有効に使いたい |
たとえば、軽自動車の購入を検討しているユーザーのニーズには、以下が考えられます。
- 検索キーワード:軽自動車 おすすめ
- 顕在ニーズ:おすすめの軽自動車が知りたい
- 潜在ニーズ:軽自動車におすすめな自動車保険や選び方などが知りたい
車の購入後は、自動車保険の検討も必要です。
しかし、「軽自動車が欲しい」と思っているユーザーは、自動車保険選びまで意識していないことが多いでしょう。
おすすめの軽自動車を紹介する記事の中で、自動車保険に関する情報もあると、ユーザーの潜在ニーズを先回りして解決できますよね!
読者の役に立ち、上位表示するためには、細かいニーズに応えることが重要なのです。

競合サイトとコンテンツを差別化するためにも、潜在ニーズを満たす情報が鍵になりますよ!
2. 関連キーワードが複数含まれているから
記事のテーマに関連するキーワードが多く含まれる記事は、上位表示されやすくなります。
Googleのコンテンツ評価基準の一つに、「専門性の高さ」があります。
Googleは、そのキーワードとあわせてよく使われる言葉(関連キーワード)を認識しています。
記事の専門性を評価するときに、含まれる関連キーワードの数が一つの指標となるのです。
たとえば、「風呂掃除」がテーマの記事なら、「洗剤」「スポンジ」「やり方」などが関連キーワードになります。
これらのキーワードに沿って、「おすすめの洗剤・スポンジの紹介」「効率的な掃除の方法」などの詳しい情報を記事に含めれば、記事の専門性が増すでしょう。
専門性の高い記事は説得力が増し、ユーザーの役に立ちますよね。
そのため、上位表示もしやすいのです。

関連キーワードが、記事内に自然に含まれているかどうかも重要です。
単語の羅列や不自然な文章では逆効果になってしまうため、注意しましょう。
3. テーマに必要な情報を網羅しているから
記事のテーマに必要な情報を網羅すると、必然的に情報量も増え、文字数も多くなりますよね。
テーマに必要な情報とは、ターゲットとなるユーザーのニーズに応えられる内容です。
また、情報が網羅される記事には、テーマの関連キーワードも含まれるでしょう。
さまざまな関連キーワードからのアクセスが増え、多くのユーザーニーズに応えられる記事になります。
その結果、Googleから評価され、メインキーワードでの掲載順位もあがるのです。
読者の役に立つ記事を意識して書けば、自然と必要な情報を網羅し、上位表示されやすくなりますよ。
検索結果で上位表示するためには、記事の質が重要です。
質の高い記事を書くためには、「読者の役に立つこと」と「読みやすいこと」を意識しましょう。
読者を第一に考えて記事を書けば、おのずとGoogleに評価されて上位表示しやすくなり、文字数も自然も増えますよ!
読者の役に立つ記事の書き方について、詳しくは以下のページで解説しています。

どれくらい書くべき? 目安となる文字数の考え方

記事は品質が大事ですが、これから記事を書く心構えとして、量の目安を把握したいとお考えの方もいるでしょう。
ここでは、記事のテーマに対して目安となる文字数の考え方をご紹介します。
各記事の文字数の目安は、競合サイトの内容を参考にできますよ。
記事のテーマとなるキーワードで検索したときに、上位表示しているWebページのこと。
競合サイトの上位10ページの平均文字数が、記事に必要な文字数の目安としてみるとよいでしょう。
このとき、一つひとつのサイトにアクセスして文字数を調べる必要はありません。
ラッコキーワードの『見出し抽出』を使えば、競合サイトの平均文字数がすぐに調べられます。


- 記事のテーマとなるキーワードを入力する
- 検索ボタンをクリックする
- 結果画面に「平均文字数」が表示される
(※各記事の文字数も結果の右側に表示されます。)
なお、文字数はあくまで目安で、重要なのは記事の品質であることを忘れないでくださいね!
記事の文字数をカウントする方法

自分が書いた記事の文字数を調べるときは、以下のツールを利用すると便利です。
ご自身の環境や状況にあわせて、使い分けてみてくださいね!
それでは、各ツールの紹介と文字数をカウントする方法を解説します。
Googleドキュメント

Googleドキュメントは、Googleが提供する文書作成ツールです。
無料で作成できるGoogleアカウントがあれば、ブラウザ上で簡単に利用できます。
文書の作成だけではなく、共有して共同で編集できるなど、記事を書くうえで便利な機能が豊富なのが特長です。
Googleドキュメントで文字数をカウントする手順
Googleドキュメントで、文字数を調べるファイルを開きます。
(他のツールで書いた記事の場合は、新規のドキュメントにコピー&ペーストしましょう。)
メニューから「ツール」を選択し、「文字カウント」をクリックしてください。

文字数をはじめ、ページ数やワード数(単語数)などもあわせて表示されます。

また、「入力中に文字数を表示」にチェックを入れると、画面の左下に常に文字数を表示させられます。


「Ctrl+Shift+C」のショートカットキーで、すぐに文字数カウントの表示が可能です。
記事の執筆中でもすぐに表示ができて便利ですよ!
Word

Wordは、Microsoftが提供する文書作成ツールです。
書類を作成するときに便利な機能が豊富で、ビジネスシーンでもよく使われます。
パソコンにインストールして使う完全版は有料ですが、オンラインで使える無料版もありますよ。
一部機能は制限されますが、記事を書く分には十分なので、ぜひ使ってみてくださいね。
Wordで文字数をカウントする手順
Wordで、文字数を調べるファイルを開きます。
メニュー > 校閲を選択し、「文字カウント」をクリックしましょう。

文字数(スペースあり・なし)をはじめ、行数や段落数も確認できます。


Wordでは「Ctrl+Shift+G」のショートカットキーで、簡単に文字カウントを表示できますよ。
また、画面下のスペース(ステータスバー)に常に文字数を表示させる設定も可能です。
ステータスバーを右クリックし、ユーザー設定を開きます。
「文字のカウント(スペース含む)」をクリックしてチェックを入れれば完了です。

ラッコツールズ『文字数カウント』

▲出典:ラッコツールズ『文字数カウント』
ラッコツールズの『文字数カウント』は、Webサイトにアクセスするだけで利用できます。
会員登録も必要ありません。
テキストだけの文字数カウントはもちろん、htmlのコードや指定の文字を除外するなどの詳細な設定も可能です。
『文字数カウント』の使い方
文字数カウントのWebサイトにアクセスします。
画面左のテキストボックスに、記事全文をコピー&ペーストします。

テキスト入力後は、とくに何もしなくても右側の各項目に結果が反映されます。

また、必要に応じてテキストボックスの下にある詳細設定も、利用してみてください。

文章を入力後に各設定にチェックを入れた場合でも、すぐに結果に反映されるのが便利です!
文字数を増やすために初心者がやりがちな3つの失敗

ここからは、とくに初心者の方が記事の文字数を増やすためにやってしまいがちな失敗について、ご紹介します。
これらの行為は、手軽に文字数を増やせます。
しかし、Googleからペナルティを受けて検索結果に表示されなくなったり、法に触れたりするおそれもあるので注意が必要です。
他サイトのコンテンツをコピーする
記事を考えたり書いたりするのが大変だからと言って、他の著作物の文章をコピーしてはいけません。
著作物とは、書籍など出版されているものをはじめ、他のブログなどWebサイトの文章も含まれます。
Googleは、そのコンテンツがコピーされたものかどうかを認識しています。
コピーコンテンツだとGoogleに判断されると、上位表示が難しいだけでなく、Webサイト自体が検索結果に表示されないペナルティを受けてしまうことに。
また、他サイトに掲載されているコンテンツも著作物に当たるため、著作権侵害にもなるのです。
とくに最初は記事を書くのも時間がかかり、文字数にも悩んでしまいがち……。
だからと言って、他のサイトをはじめ、著作物のコピーは絶対にしてはいけません。

少し言葉の順番や文字を入れ替えるだけではコピーと同じ! 文章は自分の力で書くことを心がけましょう。
引用を頻繁に使う
他の著作物からの引用は、必要最低限にしましょう。
他の著作物の文章やデータを、記事内で利用すること。
自分の記事に根拠や参考となる情報を記載すれば、読者の理解や納得を促せます。
Googleは、オリジナルのコンテンツを評価します。
引用が多すぎる記事は、オリジナリティがなくなり評価が下がるだけでなく、コピーコンテンツとみなされるおそれもあるのです。
また、引用ばかりの記事は読みにくく、読者の離脱に繋がってしまいます。
引用により記事の文字数は増えても、SEOに不利な条件が重なるため上位表示は難しくなるでしょう。
記事で引用を使う場合は、コンテンツ全体の2割以下が目安と言われています。
文字数を増やすためではなく、読者の理解をサポートする用途で引用を活用しましょう。

引用にはルールがあるため、理解した上で使ってくださいね!
読者に必要のない情報を盛り込む
多くの情報を含んでいれば、上位表示されるわけではありません。
読者に不要な情報は、記事内からできる限り省きましょう。
不要な情報により話が逸れてしまうと、読者の離脱に繋がるおそれがあります。
読者は自分の抱える疑問や悩みに対する答えを求めて、ブログを読んでいますよね。
そこで関係ない情報があると、「自分の求める答えがない」と感じて記事を読むことをやめてしまうのです。
離脱が多い記事は、検索結果の順位に悪い影響を与えるおそれがあります。
読者が自分事にできるように、関係のない情報は含まないようにしましょう。
記事の本文以外で気を付けるべき文字数

記事の本文以外で、文字数に気を付けるべきポイントは以下の2つです。
「記事タイトル」と「メタディスクリプション」は、それぞれ検索結果に表示される以下の部分です。

それぞれ文字数に気を付ける理由も踏まえて、解説していきます。
記事タイトルは30文字前後で作ろう
記事タイトルの文字数は、全角30文字前後を意識して作りましょう。
検索結果に表示されるタイトルの文字数には、目安があります。
パソコン向けは32文字前後、スマートフォン向けは40文字前後です。
パソコンの表示

スマートフォンの表示

なお、記事ごとに表示される文字数は異なり、場合によっては省略される可能性もあります。
タイトルは、ユーザーが記事を読むかどうかを決める大事な要素。
目安の文字数はありますが、できるだけ簡潔にまとめるように心がけましょう。
メタディスクリプションは120文字以内で作ろう
メタディスクリプションには、記事の概要を120文字以内で設定しましょう。
検索結果上では、1サイトにつき約120文字のメタディスクリプションが表示されます。
記事の内容をまとめた文章を設定するのが一般的です。
文字数が多い場合は、文章の後半が自動的に省略されます。
そのため、できるだけ前半部分に伝えたい内容をまとめましょう。
ユーザーが「記事内に自分の答えがある」と思える内容にすれば、アクセスに繋げられますよ!

なお、メタディスクリプションを設定していても、その内容が検索結果に表示されるわけではありません。
Googleによって自動的に記事本文の一部が抜粋され、メタディスクリプションとして表示されることもあると覚えておきましょう。
記事の文字数よりも質を意識しよう!
この記事では、ブログ記事の文字数について解説してきました。
- ブログ記事の文字数に正解はない
- 文字数を増やすより、記事の品質(読者の役に立つこと)を意識する
- 読者の役に立つ記事は、文字数が多い傾向にあり上位表示されやすい
- 記事の文字数カウントは、ツールを使うと簡単
- 記事タイトルとメタディスクリプションの文字数にも気を付ける
上位表示されている記事は文字数が多い傾向にありますが、それは読者の役に立つ情報を含んだ結果です。
読者の役に立つ記事を意識すれば自然と文字数も増え、上位表示しやすくなりますよ!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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